好きなことを仕事にする方法と社長の思い、克服するのをやめてみるの関係性
<1>
自分の理想の未来に最も早く、
効率的に、少ない努力で、
たどり着かせてくれる
やりたいことはなにか。
いろいろ試して、優先順位を考える。
そうはいっても、
経験によるよね。
<2>
ラクスルの社長がなんで
斜陽の印刷業やってるかの回答が参考になる
「つまり印刷業界は非効率な業界で、改善の余地が大きいということ。起業するならここだろうと。」
「市場が縮小している業界は新規参入がほとんどなく、イノベーションも起きていません。だからこそ、自分にも仕組みを変えられる可能性が高いんじゃないかと判断しました。」
「従来はどの会社にどのような印刷機があるのかが可視化されていなかったので、仕事の回し方が非効率でした。一方、私たちは価格比較サイトで関係ができた2000社のネットワークの中から最適な会社と印刷機を選んで発注しています。稼働状況も把握しているので、空いた機械を活用して効率的に印刷でき、そのぶん料金も抑えられます。」
目のつけどころも面白い。
イノベーションとは付加価値の余地
それと、
サイトを利用した効率化の推進
まさに、時代がなせるワザだったわけだ。
ネットとリアルの融合だね。
こうすることで、次のようなことも実現させている。
「1000部2000円でも利益が出ます。その価格で提供できれば、これまでチラシの印刷を頼みたかったが頼めなかったお客様からも注文していただけます。
【田原】そうすると、むしろ市場が広がっていく可能性もあるわけだ。
【松本】Uber(ウーバー)と一緒ですね。Uberは単価を下げることで、いままでタクシーに乗らなかった人の需要を掘り起こしています。印刷業界でも単価を下げることで新たなお客様を取り込めるはずです。」
個人が起業しやすい環境は整っている。
また、
ノウハウなど、モノとは違う価値を売る下地もできあがってるんだね。
この社長、最終目標もおもしろい。
よくある理念とかミッションがはっきりしている。
やっぱり、伸びる会社はこういうところが明確だね。
「そもそも私たちがやりたいのは、利益が強く出る会社をつくることではなく、業界のあり方を変えること。世の中のインフラになるくらいのインパクトのある事業をやりたいので、利益よりも投資が優先です。」
「ベンチャーキャピタルさんが入っているので、上場も考えています。ただ、上場は事業を拡張するための手段であって、目的ではありません。目的は、やっぱり業界を変えることです。」
投資先としては、こういう社長がいることがmustだよね。
<3>
チャンカミさんのは、
またアプローチが違うね。
「
あなたには苦手なことってありますか?
上手にできない
なかなかスムーズにできない
そもそも頑張らないとできない
などのこと。
僕はた~~~~~くさんあります。
で、昔は、こういうのを、
「克服しよう」
と思っていた時期がありました。
できないことや苦手なことがあって、
それを人に指摘されたり、ダメ出しされたりって、
正直あまり良い気分ではないし、
そういうことも大人なんだからできるようにならなきゃ、
っていう思い込みもありました。
「もういい加減大人なんだから・・・」
「この仕事始めてもういい加減~~くらい経つんだから」
とか。
そういう、社会的常識というか社会通念というか、
親からの期待とか、上司からの期待とか、
友達からの目線とか、
そういう目に見えない鎖に縛られてたので、
「苦手なことを克服しよう」
「できないこともできるようになろう」
「何でもできる人になろう」
と思って、頑張っていた時期がありました。
そして、そういう時期は、
「頑張っている自分が好き」
「頑張っていることに充実感を感じる」
ような人生観でした。
と同時に、
「無理をしているのも気が付いていない」
という人生ステージだった気がします。
当然、無理をしているので、
ストレスが少しずつ溜まっていき、
人生のいくつかの箇所に故障が生じてきます。
風邪ひいたり、
鬱になったり、
病気になったり、
などなど。
そのような、人生からのメッセージに気が付くようになり、
だんだんと、無理をしなくなっていき、
人生のルールブックが変わっていきました。
「できない自分にもOKを出してみる」
こういうことを、内側のメンタルの中でやるようになりました。
「クソッタレな自分のことも愛しちゃおう」
というやつです。
できないものはできない
無理なものは無理
と、もう完全に開き直りというか、
大人のわがままというか。
けど、この本音に正直になってみるのです。
克服なんかしなくていい、
だって、できなくったって、
自分の素晴らしさには変わりないんだから。
仮にできるようになろうと思っても、
自分のマイペースでOKで、
誰かに何かを言われなくも大丈夫。
みたいな感じ。
そもそも、何かができるから素敵、できないからダメ、
という物差しを捨てていくのです。
自分の素晴らしさを、
「存在そのもの」
に価値を置いていくのです。
できなくて素晴らしい。
できても素晴らしい。
どちらにせよ、自分は素敵なんだもん。
って。
そうすると、すごく楽になれて、
心がジワーーーんってホッとします。
克服できたぜ!!!!!
って気合根性な感じよりも、
ジワ~~~~~ンっていう
ほんわかの方が大事なんです。
するとね、
「できなくてもOKですよ~~」
という人が現れるようになってくるのです。
代わりにやりますよ、
僕は私はそのパートが好きなんです、
という人が現れるようになるのです。
そこで、人生の真理に気が付くのです。
あー、誰かが僕のことを責めてたんじゃないんだな。
自分が自分のことを責めていたから、僕を責める人を僕が引き寄せてたんだな、
と。
これが、鏡の法則なわけです。
自分が自分のことをどう評価するか、
どう扱うか、どう思っているか、
を、完璧に鏡にして、世間と他人に映し出してくれるのです。
自分が自分を裁いていると、
人が自分を裁きます。
自分が自分のマイナスにもOKだしていると、
そのマイナスもOKだよ、としてくれる人が周りにいるようになります。
克服しようとしないでいいんですね。
それも、あなたの個性の一部なんですから。
短所をなくそうとしない。
そうすると、長所も見えにくくなっちゃいます。
10個、特性があったら、
9個は人並み以下でいいんです。
それを克服しようとしない。
そうじゃなくて、
人並み以下でもいいんだ、と
自分に許可を出してあげる、
そうすると、1つだけ、
苦労しないで上手にできる何かが勝手に浮き出てきますから。
それが、あなたの才能のかけらであり、
ライフワークのヒントであり、
好きなことを仕事にするスタートラインでもあります。
「克服しなきゃ」
この概念は、今日で卒業、
ゴミ箱に捨てちゃいましょう♪
」
後半の、自分らしさや好きなことがわかるので、
それがスタートラインになるってことね。
でも、儲かることやらんとね。
そこが、一致すればOKだな。
<4>
群像の感覚
今でしょ林先生の話。
東大生に欠けている自分を客観視することの
例えとして話を引用しています。
でも、これ、あたりまえ。
自分らしく振る舞い、
それが集団の中での
他のキャラとかぶらない形での
自分の役割を演じる。
これ重要。
これは、多くの人の中に自らを置くことで、
「自分がどういう状況で、どの役だったらできるのか」
を客観的に判断する力だ。
ほめられ続け、目立ち続けた東大生
には、ない感覚。
ちょっと余談だが、
「皆さんが持っている能力、決められた試験をキチンと解いて、
そして穏やかにやっていきたいなら、もう公務員しかない」
これも言い得て妙。
今の教育は、公務員、役人育成型になってるんだよね。
<5>
こういう、自分らしさを突き詰めていくと、
自分と同じように考え、価値基準を持つ人間は、
少ないかも。
みんながみんな自分と同じように金儲けをしたいとは
思わないんだろう。