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マーケティング

クラウド会計の効果?

会計を変えて売上2倍に!従業員9人のキムチ店が変貌した理由

書籍オンライン編集部

自動化と簡単に言うが、手間を外注する分、売上あげる必要がある。
給与はいいけど、営業管理機能は残すから、その手間は残る。


導入して1年あまりですが、売上が少しずつ伸びて2016年末の12月期決算では前年対比で約12%増。12月単月で見ると売上は前年対比200%です。来期は新店舗の売上が丸々寄与しますから、通期で150%は伸ばせると見ています。

これも言いよう。


一番のメリットは、オーナーの時間が増えたことです(下図参照)。同社は、オーナーの奥さんが社長としてキムチの製造を受け持ち、旦那さんがオーナーとして売上などの管理を担当しています。直営店やネット販売に加えて市内のマーケットなどで委託販売しているのですが、その管理が極めて煩雑で時間がかかっていました。オーナーは当初、「営業や集客に自分が動きたいが、まったく余裕がない。時間を捻出する方策はないか」と悩んでいました

ここが最大のポイント
時間捻出の悩みに対応してるのはいいけど、営業管理は、クラウド会計の範疇外

クラウド会計を導入した後は、営業に時間を割けるようになってキムチ卸の売上が伸びました。焼肉店のほうも、集客に手が回らない状態から、LINEを使った集客を始めて効果が上がっています。それまでは、フリーペーパーや集客サイトの担当者と打ち合わせする時間すら取れなかった

だから、営業管理は、クラウド会計関係ないよ。

集客など、ほかに稼げるチャンスがあるなら、管理業務は、外注が一番

バックオフィスを担当する人は雇っていなかったのですか?

高島 雇っていたこともあったそうですが、信頼して任せられる人材がなかなか見つけられなかったようです。

河江健史[公認会計士] 一般論としては確かに、地方によってはそもそも雇用対象となる人材が少なく、オーナーが管理業務を抱えてしまうという問題が起こりがちです。人がいないから、オーナー自ら売上などを管理するしかなかっ

バックオフィスを外注してるだけで、クラウド関係ない



実は、最初に見せたいただいた会計ソフトの帳票内容は、売掛金がマイナス残高だったり、実際は存在しない現金が多額に計上されていたりと、ひどいものだったんです。なので、すぐにクラウド会計を導入できたわけではなく、過去の整理からスタートし、クラウド会計システムを整えるのに3ヵ月かかりました。その後、現場への導入に取りかかり、勤怠管理ソフトを入れることで今の形になったのですが、全部が整うまで半年くらいかかりました


そもそも業務が整理されていないから、作業を標準か

既存業務のクラウド化は、会計から入って、請求書などの売上を管理するものを入れ、最後に勤怠や給与を入れたという順番ですね

経理からその後、従業員へ。
でも一番、経理が抵抗するんだよね。そもそも経理がいないからうまくいった例

う人が多い機能ほど後回しにして、社内のクラウド化を広げていくと。言い換えれば、導入への抵抗が少ないものから着手して慣れてもらうということですね

効果から考えれば勤怠からやりたくなるのですが、そうすると最初に「味方」になってくれる人が少ないために、社内での導入プロセスがギクシャクする恐れがあります。特にOKK FOODSは従業員の平均年齢が高く、全員がITに苦手意識を持っていたようでしたので、導入には気を遣いました。慣れれば誰でも簡単に使えるとしても、まずは「使ってみよう」という気にさせるまでの持ち掛け方が重要になると思いま
結構バイトはいるんだね。

OKK FOODSの従業員は9名ということですが

部門の特性によって各部署でさまざまな問題が出てくるので、課題が噴出してしまい、クラウド化自体に無理があるという意見が生まれがちです。ですから、経理など導入しやすい部署から課題をていねいにあぶり出し、それを踏まえて他の部署にも導入を進める、という形が結果的に効率的

言うのは簡単

焼肉店は現金商売ですが、その経費はどう処理されているのでしょうか?

高島 エクセルで組んだ現金出納帳を使っています。小型のスキャナー*を揃えたので、今後は領収書などを読み取らせて自動化していく予定

予備のタブレットレジを持っていきます。タブレットレジは持ち運びが楽なので、機動的に出張営業ができる利点があります。出張営業先の売上も遠隔地からリアルタイムにチェックできるのも大きなメリットです。また、従業員が直行直帰になるイベント出店では、クラウド型勤怠管理システム*の携帯電話のGPSを使った時刻入力(打刻)機能を活用しています。従業員の現在地がわかるということもあって、オーナーは安心

どんだけ金かかんねん。
儲けの目処がたたんとできんな

なぜキャッシュフローが悪いのか判然としなかったのですが、私たちがクラウド会計を使って管理体制を整え日次の入出金データを可視化したことで、その理由が明らかになってきたのです。分析の結果、改善には運転資金の増額が必要だという結論

通帳、ちょっと見ればわかるよ。
通帳がキャッシュフロー計算書だから。

減価償却と粗利益率を教えて、ltv 教えればいい