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説得力3いかに上手く疑問を抱かセルカ

私たちは「説得術」というと、「いかに上手く話すか」というところに主眼を起きがちです。
しかし彼らは、「いかに上手く話さないか」、つまり「いかに上手く疑問を抱かせられるか」が重要なのだと考えていたわけです。


今君が疑問を持ったように、話の中に『欠けているところ』をあえて作って、そこを質問させればいい」と。

そう、3つ目の極意はこれ。「わざとすべてを話さないことで相手に疑問を持たせる」、いわば「質問させる」こと。私もまんまと彼の話術の術中に嵌ってしまったわけです。

例えば「具体的に保育園の数はどれくらい増やすべきなんだろう?」と疑問を持たれるかもしれませんね?でも、聞く人がそうやって疑問を持ってくれれば、聞く人は「この疑問に対する答えをどこかで述べるかもしれない」と思って、話を良く聞いてくれるようになります。

もちろん先程のメリハリがしっかりしていなければスピーチ全体に疑問を持たれてしまいますが、それとは違ってメリハリをしっかりさせつつ「内容」に疑問を持ってもらえれば、そのスピーチ全体の聞き手の興味を増大させることができるのです。
さらに、わざと疑問を抱かせる『的』を作っておき、後から質問された時に詳しく「それはこういうことです」ときちんと説明できれば説得力が向上します。

そして、逆に聞く人が疑問を抱かない事柄は、聞く人が「そこまで知る必要がない」と思う事柄だということ。話す必要がない部分を削ぎ落とすことにも繋がるのです。