エピソード(実体験)なき正論は説得力がない
エピソードなき正論に説得力なし~書評「テトラポッドに札束を」VS「クビでも年収1億円」「ゼロ」(かさこ) - BLOGOS(ブロゴス)
著者に期待しているのはありきたりの社会分析本ではない。
13歳で体の70%が麻痺したのに稼げている人間の、
生々しい実体験や感情の揺れ動きや、
そこから這い上がって成功したコツはなんだのかを知りたかった。
本当は、これを知りたいよね。
並みの障害でないしね。
ちょっとは書いてあって、
テキトーだったと書いてある。
しかし、周りの援助も、
大変なものがあるだろう。
そこらへんは、いいたくないって
感じかな。
ただ「テトラポッドに札束を」で唯一、
共感したのは、道徳的な観点はさておきと
断った上で、
身体障害者や病人や老人は
社会に「負担」になっており、
社会に必要とされない人間は
存在すると明言していること。
でも彼は障害者になって、「負担」側に
なりたくなかったからこそ、ネット
ビジネスをゲームのように
ただ稼げばそれでいいということで、
熱中していったのかもしれないが、
その点は弱者だからといって卑屈にならず、
それをプラスのエネルギーに変えて
がんばっているのは素晴らしいこと
だと思う。
だからこそエピソードを
しっかり語って欲しかったのに。
対する、2冊は、実体験が豊富で面白い。
実体験に基づき詳しく書いてあるから、おもしろく読める。
小学校、中学校、高校の時のエピソードが
かなり詳細に書かれているのが半分。その実体験をもとに